東京都にはさまざまな高等学校が存在していて、それぞれに多くの生徒が学んでいます。
より自主性を高めるための教育をお考えなら、特色あるカリキュラムの高等学校を選ぶのがおすすめです。
そこで今回は、特色あるカリキュラムがある東京都立美原高等学校の概要・具体的なカリキュラム・特徴をご紹介します。
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大田区大森にある東京都立美原高等学校の概要
東京都立美原高等学校がどのような学校かを知るには、全体の概要からチェックするのがおすすめです。
単位制の高校
東京都立美原高等学校は、全日制課程普通科を置く、単位制高校です。
一般的な高等学校では、学校が定めた時間割どおりに勉強を進め、1年生から3年生まで必要な知識の習得にはげみます。
一方で、単位制高校である東京都立美原高等学校では、必修単位のほかに自分で選べる選択科目があることが特色です。
単位制で自由に選べる選択が多いことは、大学教育に近いといえるでしょう。
こうした自分で選ぶ単位制による教育は、子どもの自主性を育む効果が期待できます。
校訓・教育目標
東京都立美原高等学校が校訓に掲げているのは、自律共生です。
自らを律しともに生きることを意味するこの校訓を支えているのは、より具体的な教育目標です。
教育目標の内容を見てみると、個性・責任・思いやりを重視していることがわかります。
また、地域愛・国際感覚・心身の健康についても、東京都立美原高等学校が掲げる教育目標です。
沿革
東京都立美原高等学校が誕生したのは、平成17年4月1日のことです。
この開校を迎えるまでには、長い計画と準備の道のりがありました。
最初に東京都立美原高等学校の設置が計画されたのは、開校の6年ほど前にあたる平成11年です。
東京都が進める都立高校改革計画のひとつとして、大森地区への単位制高校設置の実現に向けて動き出したことが始まりです。
平成12年になると、東京都立南高等学校全日課程と東京都立大森東高等学校全日課程の発展的な統合により、単位制高校の設置が進められます。
平成15年には開設準備業務に着手し、平成16年には校舎改修といった具体的な計画が進み始めます。
平成16年に東京都の条例により東京都立美原高等学校が設置され、翌年までに校舎改修が完了し、その年の4月1日に開校を迎えました。
周辺環境
東京都立美原高等学校があるのは、大田区大森のなかでも、羽田空港に近い臨海部です。
学校は、広大な平和の森公園に隣接していて、のびのびとした学びの場が確保されています。
学校の敷地内には広いグラウンドがあり、スポーツに打ち込める環境も整っています。
●所在地:東京都大田区大森東1丁目33-1
●アクセス方法:京浜急行電鉄「平和島駅」より徒歩約7分
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大田区大森にある東京都立美原高等学校のカリキュラム
実際にどのような教育を受けるか気になる場合は、具体的なカリキュラムをチェックしてみましょう。
1学年のカリキュラム
令和6年度の教育課程を見てみると、1学年では、必修科目などを30単位履修する必要があることがわかります。
実際に1学年で取得するのは、現代国語・地理総合・数学のほか、英語や情報などの単位です。
1日の授業は50分を6時限おこない、1年間を3学期としています。
2学年のカリキュラム
2学年になると、単位制の高等学校ならではの選択授業を4単位履修します。
選択科目の内容として挙げられるのは、理系大学や文系大学への進学を念頭に置いた科目です。
それぞれに、演習などを取り入れていることが、カリキュラムの特徴といえます。
また、進学のための選択科目以外には、音楽・絵画・スポーツのほか、文化に触れるための科目が揃っています。
もちろん、2学年では、論理国語・歴史総合・物理基礎といった必修科目があり、基礎的な学力向上も目指せるでしょう。
3学年のカリキュラム
2学年のカリキュラムでは選択科目が4単位のみでしたが、3学年になると、選択科目は10~18単位と大幅に増えます。
それぞれ高等学校卒業後の進路を見据え、より専門的な学問の習得に励めることが3学年におけるカリキュラムの特徴です。
3学年の必修科目は、論理国語・日本史探求・英語コミュニケーションなどです。
カリキュラムポリシー
東京都立美原高等学校には、どのような生徒を育てるかについて定めたグラデュエーション・ポリシーや、どのような生徒を受け入れるかについて定めたアドミッション・ポリシーがあります。
これにくわえて、どのような知識の習得を目指すのかについては、カリキュラムポリシーに定められています。
このカリキュラムポリシーのなかでは、生徒一人ひとりの進路希望を踏まえキャリア教育の実践につなげることや、総合的な探究の時間の活性化に取り組んでいる点が、大きな特徴のひとつです。
また、学校グランドデザインのなかで目指すべき生徒像として、グローバル化に対応し異なる文化との相互理解が掲げられているとおり、カリキュラムをつうじて国際力の向上が計られています。
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大田区大森にある東京都立美原高等学校の特徴
東京都立美原高等学校には、単位制のカリキュラム以外にも多くの特徴があります。
特徴①習熟度別・少人数制の授業がある
東京都立美原高等学校では、すべての学年における英語と1学年と2学年の数学で、習熟度別の授業を展開しています。
生徒の習熟度に合わせた授業がおこなえるため、理解しやすく知識がしっかりと身につくことが特徴です。
また、2学年の古典では、少人数制の授業を取り入れています。
生徒一人ひとりに目が届く少人数制の授業は、基礎や基本の定着だけでなく、応用に至るまで着実なレベルアップが期待できます。
特徴②福祉の選択科目がある
選択授業がある2学年・3学年になると、福祉の授業を選べることが特徴です。
福祉の授業では、単に福祉について簡単な知識を習得するのではなく、即戦力となるための資格取得を目指します。
具体的には、所定の単位を取得した場合、介護職員初任者研修終了の資格が取得可能です。
特徴③大学生による学習サポート
東京都立美原高等学校では、考査前の休日に、大学生による学習サポートを受けられます。
テスト対策とともに、進路の相談・勉強方法の相談など、先生より身近な存在である先輩に質問できることが特徴です。
とくに、大学受験を希望する生徒にとっては、効率の良い勉強方法を知る良い機会になるでしょう。
特徴④進路指導
東京都立美原高等学校のカリキュラムのなかに、毎週1時間の総合的な探求の時間があります。
この時間は将来について考えることを目的とした、進路実現に向けての取り組みです。
また、推薦入試での進学を視野に入れ、学校全体で小論文の指導をしていることも、東京都立美原高等学校の特徴です。
さらに、進路によって必要になる面接についても、丁寧な指導を受けられます。
2024年度における実際の進路実績を見てみると、4年制大学が43.8%、専門学校などが36.5%と、多くの学生が進学していることがわかります。
特徴⑤活発な部活動
東京都立美原高等学校には、運動系から文科系まで、さまざまな部活動が揃っています。
それぞれに、社会性を身につけることや大会出場など具体的な目標を立てて、多くの生徒が日々練習に励んでいます。
また、生徒会の活動も活発におこなわれていて、生徒会新聞の発行・地域清掃・大森警察と連携した交通安全運動などをおこなっていることが特徴です。
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まとめ
大田区大森にある東京都立美原高等学校は、自律共生を校訓に掲げる、全日制普通科の単位制高校です。
東京都立美原高等学校では、2学年から選択授業のカリキュラムが始まり、自分の興味や進路に合わせた学習ができます。
充実した進路指導や活発な部活動など、東京都立美原高等学校ならではの特徴もチェックしてみてください。
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